腎臓病は食事で治す|腎臓病の食事療法について

腎臓病は食事で治す|腎臓病の食事療法について

腎臓病の食事療法について説明しています。

  

腎臓の役割


腎臓の役割は、大きく分けると6つ挙げられます。

1.腎臓は、食事から摂取したたんぱく質を体内で代謝・分解し、血液中の尿素窒素、クレアチニン、尿酸など老廃物をろ過し、必要以上に摂取された余分な水分とともに尿として体外に排出する。

2.血液中の水分や塩分など電解質のイオンバランスを一定に保つ。

3.人の血液中のpHは7.4で、腎臓は体液の酸性物質を中和し、血液を弱アルカリ性に保っている。

4.エリスロポエチン(EPO)という造血ホルモンを分泌する。

5.腎臓は、過剰なナトリウムを排出し、血圧の調節を助ける働きがあり、腎臓の血流に反応してレニンというたんぱく質分解酵素が血圧の調節を助ける。

6.骨の生成に必要な活性型ビタミンDをつくる。


腎臓病の食事で気をつけたいこと@


腎臓病患者にとって一番の大敵は、たんぱく質です。

たんぱく質や食塩をとり過ぎると、血液中に急激にたんぱく質分解産物であるクレアチニンや尿素窒素などの老廃物がふえ、これを排泄するために腎臓には過剰な負担がかかります。

腎臓の負担をできるだけ軽くするためには、たんぱく質を制限することが必要です。

身体を維持するために1日に最低限必要なたんぱく質は、おおよそ1日0.6g/kgとされており、1日換算で計算すると約30g〜40gです。

たんぱく質は体内に貯蔵できません。

1日の必要最低限分量のたんぱく質を摂取することにより、腎臓病患者の腎臓機能低下を抑制できると思われます。

良質なたんぱく質とはどのような食品を指すのでしょうか。

魚介類・肉・卵・豆・大豆製品(豆腐、納豆・油揚げ)・牛乳・乳製品(チーズ・ヨーグルト・アイスクリーム)などです。

これらのたんぱく質を偏りなく 適度に摂ることが大切と言えるでしょう。

しかし、これらを利用した加工品(ちくわ・かまぼこ・さつま揚げ・魚肉ソーセージ・ハム・ベーコンなど)は塩分が多く含まれ、腎臓病の食事には好ましくありません。


腎臓病の食事で気をつけたいことA


身体の三大栄養素として、たんぱく質、糖質(炭水化物)、脂質が挙げられます。

この三大栄養素は、私たちが生きていく上で必要なエネルギー源です。

たんぱく質は、エネルギーだけでなく、私たちの体を構成する大切な栄養素です。

しかし、糖質や脂質と異なり、代謝を受けた後、代謝産物として尿を排出します。

糖質は、単糖類、二糖類(少糖類)、多糖類の3種類に分類されます。

糖質とは、砂糖(はちみつ、水飴等)を初めとした甘いものだけでなく、果物、ご飯、麺、いもに含まれるでんぷんも糖質の仲間です。

脂質は、サラダ油、なたね油、ごま油などのように常温で液体の油と、バター、マーガリンのように常温で固体の脂があります。

糖質と脂質には、もともとたんぱく質が含まれないので老廃物が出ません。

それ以外の食品すべてにたんぱく質が含まれています。

しかし、たんぱく質を多く含む食品の中にも良質なたんぱく質のものもあります。

腎臓病の食事療法では、老廃物が出ない良質なたんぱく質を適量とるようにし、その他の必要なエネルギーは糖質と脂質で補うとよいでしょう。


腎臓病の食事で気をつけたいことB


腎臓病の食事で次に気をつけなければならないこと、それは塩分摂取量のコントロールです。

塩分の高い食事は、腎臓機能低下のリスクが増大します。

これらをコントロールすることで弱っている腎臓を回復させます。

腎臓病患者が食事を楽しむことができるよう、食事には配慮が必要です。

腎臓病の食事は、薄味でもおいしく感じられるよう、なるべく新鮮な食材を選びます。

調味料ではなく、素材そのもののうま味を生かしたり、香辛料や薬味をたっぷり使うとよいでしょう。

焼き味、こげ味をつけて食事にめりはりをつけたり、煮汁にとろみをつけて塩分の無駄をなくしてください。

たんぱく質や脂質の少ない春雨は、低カロリーで体に吸収されやすいため、腎臓病の食事として活用されています。

生野菜や果物に多く含まれるカリウムは、ナトリウムの働きを抑え、血圧の上昇を防ぎますが、腎臓の機能が低下すると排泄がうまくいかず、血液中のカリウムの濃度が濃くなり、高カリウム血症を起こし、ひどい場合は不整脈を起こすので過剰摂取に気をつけてください。

また、尿の量が減ってきた等、状態によっては、水分を制限してください。


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